当院からのお知らせ

当院は、令和元年7月1日より「地域がん診療病院」として国の指定を受けております。
下北圏域における、がん医療の中核を担うものとして、専門の資格を有するスタッフを中心とした全国水準の「標準的医療」の提供に加え、心身の苦痛を和らげるための「緩和ケアチーム」、がんに関する問い合わせや、社会保障制度や施設の紹介、就労支援の相談に応じる「がん相談支援センター」を整えるとともに、研修会や講演会を通じて、院内外を問わず、地域全体としてがん患者さんを支えるための体制づくりに努めております。※「地域がん診療病院」指定における当院のグループ指定先医療機関は「青森県立中央病院」です。
当院では治療が困難な患者さんの紹介をはじめ、研修会や会議などを通じて交流を図っております。

1.がん診療における治療実績と医療の提供体制について
2.緩和ケアについて
3.がん相談支援センターについて
4.がん診療における青森県内の医療機関の連携について
5.がん教育・研修等における当院の取り組み
6.そのほか

1.がん診療における治療実績と医療の提供体制について

【がん診療における患者数等の統計】 (2021年1月1日~12月31日)
年間外来がん患者のべ数 53,547
 うち、下北医療圏のおける患者数 51,714
年間新入院患者 5,166
うち、新入院がん患者数 878
 うち、下北医療圏における患者数 847
年間新入院患者数に占めるがん患者の割合 16.99
うち、肺がん患者数 49
うち、胃がん患者数 130
うち、大腸がん(直腸がんを含む)患者数 177
うち、肝臓がん患者数 38
うち、乳がん患者数 76
年間外来がん患者のべ数 53,547
年間院内死亡がん患者数 227
院内がん登録数 755
【当院の医療提供体制】
がん治療における標準的治療方法は、「手術療法」「薬物療法」「放射線療法」の3つがあり、患者さん1人1人に合わせた計画を立てて治療にあたります。当院における医療の提供体制は別表のとおりです〇診療実績(2021年1月1日~12月31日)】
悪性腫瘍の手術件数        453件
がんにかかる薬物療法の延べ患者数 2,130人
放射線治療のべ患者数       112人
〇むつ総合病院 がん種別ごとの医療提供体制【がん登録について】
当院におけるがん診療の統計は、国が実施する「全国がん登録制度」と呼ばれる、日本でがんと診断されたすべての人のデータを1つにまとめて集計・分析・管理するシステムに情報提供されています。
これらの統計情報は一般に公開されると同時に国や都道府県のがん対策をはじめ、がん検診や治療の体制づくり、がん研究などに役立てられます。

2.緩和ケアについて

 緩和ケアとは、がんに伴う痛みや吐き気などの「体のつらさ」だけでなく、今後への不安や気分が落ち込といった「こころのつらさ」、家庭や仕事とどのように向き合うかといった「生活のつらさ」など、患者さんとその家族にかかわる様々なつらさをやわらげるケアのことをいいます。

【緩和ケアチーム】
緩和チームは、がん患者さんやご家族が抱えている悩みや痛みをはじめとするつらい症状を緩和できるよう、主治医や担当の看護師と協力してサポートします。
チームは医師を中心に、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリテーション技師、臨床心理士、社会福祉士といった多職種で構成されています 。
がんが進行した段階からではなく、がんと診断されたときから、治療と共に緩和ケアを受けられる体制に努めています。

【緩和ケア外来】  ※完全予約制
診療医師:山田恭吾 外科部長(日本がん治療認定医機構 がん治療認定医)
場  所:西棟B1階 緩和ケア外来
時  間:毎週月曜  13:30~17:00
問い合わせ先:がん相談支援センター

3.がん相談支援センターについて

 がんに関するさまざまな相談は、がん相談支援センターへお問い合わせください。
相談内容に応じて一緒に考え、各専門スタッフへの橋渡しをお手伝いします。
【患者会との協力体制】
〇ならはの会(がんの種類を問わず、がん患者やその家族、会の主旨に賛同するもの)
・活動内容
「キャンサーフォーラム」…年に1度当院と共催で開催。
「タオル帽子講習会」…帽子を作成しながら、話し合いの場を提供しています。
※タオル帽子は、当院へ寄付をしていただいております。

4.がん診療における青森県内の医療機関の連携について

 国が指定する「都道府県がん診療拠点病院」である青森県立中央病院を中心として、「がん相談支援」「緩和ケア」といった専門分野ごとに定期的に会議を開き、がんにおける医療体制の構築と医療力向上に努めています。
また、事例検討や研修会の開催に加え、患者用冊子「青森県がん療養冊子」の作成なども行っています。
当院からも協議会への出席や、研修会等への講師派遣、ビデオカンファレンスへの参加などで連携を図っています。【国及び青森県による指定状況】
国指定 都道府県がん診療連携拠点病院 青森県立中央病院
地域がん診療連携拠点病院 弘前大学医学部附属病院
十和田市立市中央病院
地域がん診療病院 むつ総合病院 ※
青森県指定 青森県がん診療連携推進病院 八戸市立市民病院
三沢市立三沢病院
青森市民病院
青森労災病院
黒石市国民健康保険 黒石病院
※「青森県立中央病院」と連携による
2019年7月1日~

5.がん教育・研修における当院の取り組み

【情報集約と開示】
下北圏域における医療機関、介護・障害福祉施設、調剤薬局、相談支援事務所など対象とした調査を実施し、一覧を開示しています。
(むつ市より受託「むつ市在宅医療・介護連携支援センタ―」との連携による)
むつ市在宅医療連携支援センター【研修会】
〇緩和ケア研修会
県内外で緩和ケア医療に従事する多くのスタッフの協力により、医師をはじめとする多職種の医療従事者を対象とした研修会を年に1度実施しています。

〇ELNEC-J
看護の立場から質の高い終末期の患者を支える能力を習得するための研修会。

【会議の開催】
〇下北圏域におけるがん診療・相談体制連携会議
圏域内におけるがん診療・相談に従事する多職種が顔合わせ、現状確認と意見交換を実施。
医療機関・介護福祉施設・調剤薬局・相談支援事業所・行政機関等の代表者で構成されています。

【講師等の派遣】
〇出張がん教育講座
小学生から高校生(がん教育実践研究校)を対象としたがん教育講座を青森県教育委員会と協力して実施しています。

〇講師派遣
介護福祉施設や患者会からの要望により、勉強会等への講師派遣を実施しています。
・「緩和ケア」をテーマにした勉強会へ緩和ケア認定看護師を派遣。

【講演会等の開催状況】
がん治療や相談等に関する講演会等を実施しています。

6.そのほか

【遺伝検査・カウンセリング】
対応が可能な医療機関への紹介をいたします。
青森県では、青森県立中央病院または、弘前大学医学部附属病院への紹介となります。

【乳がん検診について】
2018年9月に新機種を導入しています。
人間ドックでのオプション申込みのほか、単独の検診でも受け付けます。

【外部リンク】
青森県がん情報サービス
青森県立中央病院
むつ市在宅医療・介護連携支援センター