【2011年10月12日】 タイトル: 研修医日記 Vol.168

ごきげんよう。研修医日記を書くのが少々憂鬱で締切から2週間が過ぎてしまいました。医局の秘書さんをはじめ関係の方々にはいつもご迷惑をおかけしております。

先々週までの2ヶ月間、僕は産婦人科で研修していました。来年から産婦人科医として働く予定の僕ですが、産婦人科は学生時代以来2年ぶりです。学生時代に産婦人科で実習した時のことを忘れていることも多く、とても勉強になった2ヶ月間でした。

ところで、最近人からよく聞かれる質問があります。それは、

「なんで産婦人科医になろうと思ったのか?」

ということです。僕は誠心誠意を尽くしてなぜ産婦人科医になろうと思ったのかを説明するのですが、この質問をしてくる人はなぜか皆どこか納得が行かない目を僕に差し向けます。どうやら彼らは、僕の心を尽くした説明を信じようとせず、僕がなにか良くない考えを持って産婦人科医になろうとしているのではないかと疑っているようです。
 失礼な話です。僕はこんなにも誠実で真面目な好青年なのに。僕ばかりではありません、全国の男性産婦人科医や女性泌尿器科医の先生方にも失礼だと思います。

 話は変わりますが先日、週末を利用して八甲田と十和田湖に紅葉を見に行ってきました。十和田湖周辺はまだ紅葉が始まったばかりでしたが、標高の高いところではきれいに色づいていてとても綺麗でした。下の写真はその時撮ったものです。1枚目は奥入瀬渓流です。とても綺麗でしたが、紅葉にはまだ少し早いようでした。2枚目は夕暮れの時間帯に散策していたときの写真です。突然眼前に現れた黒々としたシルエットに目を奪われました。この他に手こぎのボートもありました。
 段々と寒くなってきましたが、みなさま健康に気をつけてお過ごしください。


研修医2年目 福士 謙