【掲載日:2013年8月19日】 研修医日記 Vol.251

 お久しぶりです。2年目研修医の角野です。
 担当の7月21日から8月3日はちょうど科の変わり目でした。前半の~27日までは小児科、後半の28日~はメンタルヘルス科で研修しています。
 小児科は市中病院の小児科らしく多くは急性上気道炎や喘息、急性胃腸炎の子供たちが短期入院していることが多く患者さんの回転が速いので把握するのが大変でしたが、あっという間に元気になって「ありがとう。バイバイ」と笑顔で手を振って退院していく姿を見るのはとても楽しかったです。午前中は上級医の先生について外来をお手伝いしていましたが、入院していた患者さんが外来に定時薬を取りにきたときに再会できることもあり、そのあとの経過を追って見られるのも勉強になりました。小児科研修をする前は救急外来で小児の患者さんが来ると戸惑うことも多かったのですが、二か月の実習を通して先生方から外来での対応の仕方を学んだことで幾分余裕をもって対応できるようになった気がします。また、小児科で研修中は日中外来で診た患者さんが夕方から体調を崩して救急外来を再受診する場合もあり、その時には保護者の方から「先生がいてくれてよかった」などと言葉をかけてもらえる時がありとても励まされました。
 一方、メンタルヘルス科ではこれまで回った診療科とは異なるコミュニケーションの取り方が必要になったりするので戸惑うことが多々あります。実習の初日には身体拘束の方法と簡単な護身術の講習から始まりました。他の診療科でも拘束を行うことはありますが精神科では手や足だけでなく胴体や腰もがっちりと太いベルトで拘束するので、体をベッドの上に起こすことすらできなくて何とも言えない不快感がありました。安易に患者さんに対して拘束を行ってはいけないのだなと肌身で感じることができました。また、7月末に看護師さん主催の納涼祭がありました。あいにくの雨模様で病棟内での祭りとなりましたが、患者さんたちはいつもより明るい表情で祭りを楽しんでいる様子でしたので、よかったなと思います。私も少しお手伝いさせてもらって焼きそばを作りました。今までの人生で食べた焼きそばよりもたくさんの焼きそばを作ったと思います。メンタルヘルス科はまだ研修が始まったばかりで戸惑うことも多々ありそうですが、いろいろ勉強していきたいと思います。

上の写真:「焼きそば券」と引き換えに配ります。看護師さんの指導でおいしくできましたw
下の写真:焼きそばいっぱい作りました!



研修医2年目 角野 莉那

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