【2009年6月22日】 研修医日記 vol.51
 今回初めて研修医日記を担当することになった2年目研修医の鎌田耕輔です。現在整形外科で研修中です。一部ではじみ~ず(オレンジ)なんて呼ばれたりもしています。よろしくお願いします。なぜ2年目なのに日記が初めてなのかというと、弘前大学病院で1年、むつ病院で1年という研修プログラムを選択したため、この4月にむつに来たばかりなんです。去年いた岡本君や現在1年目の冨田君と逆のパターンです。
大学病院でも多くのことを教えていただいたんですが、去年からむつにいた同期のみんなは経験、知識が豊富で、いろいろ教えてもらっている状態です。特に救急外来の当直、日直はまだまだ慣れず緊張の連続です。前置きはこの辺にしてそろそろ日記に入ろうかと思います。

6月15日
 おとといの土曜日は整形の先生に声をかけてもらって人生初の船釣りをしてきました。しかし波が荒いのもあって船に乗ったとたんに酔ってしまい、実質2時間くらいしか釣りを楽しめませんでした。収穫はカレイ1匹… ですがあれだけ酔っていたのに収穫があっただけいいかな、と思いました。それから帰ってきたら臨時手術があり、次の日曜日は救外の日直をして若干疲れがたまった状態での1週間のスタートです。
 整形外科は午前が外来、午後に手術、写真見せというのが大まかな流れです。外来の患者さんはとても多く、先生方もなるべく待たせないように必死に診療されています。今日の手術はそれほど遅くまでかかりませんでした。18時半からは2週間に一度のERカンファという勉強会がありました。今日は3例の症例が提示され、どれも大変勉強になりました。

6月16日
 火曜日は手術がなく、午後から検査をやっています。腰椎の神経根ブロックや脊髄造影がほとんどです。先週まで見学させてもらって、今日初めて神経根ブロックをさせてもらいました。ブロック後に患者さんに聞いたらよく効いたと言われたのでひと安心です。
脊髄造影のほうは自分が研修に来てから初めてだったので指導医の先生に説明をしてもらいながら教えていただきました。
 夜は救外の当直でした。その前に救外の先生、看護師さん、救急隊の方々との勉強会もあり、そこでも多くのことを教えてもらいました。準夜帯はそれなりに患者さんが来ましたが、深夜帯はそれほどでもなく、まずまず眠れました。

6月17日
 今日もいつもの流れで1日が過ぎ、仕事は終わったかなと思ったら救外から外傷の患者さんが来ているとの連絡がありました・・・  上の先生と見に行ったら早急な処置が必要な状態でそのまま臨時手術に。終わったのが夜10時半くらいでさすがに空腹だったため先生方とご飯を食べに行きました。食べきれるかな、というほどいっぱい注文しましたがどれもおいしく、完食できました。

6月18日
 今日はある手術で術者をさせてもらいました。予習を十分にした上で手術に臨んだつもりでしたが、実際にやるのはやはり難しく、先生方のサポートもあって無事に終了しました。18時から医局で月1回の症例検討会があり、2年目の藤○先生、船○先生、齋○先生が発表しました。3人の先生方、貴重な症例の提示ありがとうございました。そのあと弘前大学から実習に来ている6年生の学生さんたちの歓迎会をしました。みんなけっこう遅くまで盛り上がっていたみたいでした。

6月19日~20日
 今日で1週間も終わり、なんですが今日も救外の当直です。来週用事があって当直できないため、今週たくさん当直をすることになってしまいました。患者数は多くないものの、なかなか途切れることがなく、あまり眠れませんでした。
 今週はなんだか盛りだくさんな1週間でした。週末休んでまた来週から頑張りたいと思います。日記を読んでくれた皆さん、どうもありがとうございました。

研修医2年目 鎌田耕輔