【2009年10月08日】 研修医日記 vol.66
こんにちは、ニコ動プレミアム会員の福井です。

9月28日(月)
本日は月に1度の院長とのお食事会。あるオフラインゲーマーの先生がスグ人ヲ売ル、という事で話題になりまして、非難轟々でしたw(話題づくりも兼ね、俺もこの日記で売ってみましたb)

9月29日(火)
本日はTUL(経尿道的尿管結石砕石術)を行いました。結石を割らずに取り出せれば最高に気持ちいいのですが、残念ながら結石が大きいため、衝撃で割る事に;

9月30日(水)
今日は●井先生が用事で大学にいかれたので、朝回診を一人任されました。自分的には難なくこなせた気がします。
午後は、泌尿器科の教授がヘルプでむつ病院にいらして、腎尿管全摘術を執刀されました。泌尿器科研修で初めてのオープンでした。ご講義いただきながら執刀され、終始目から鱗でした。

10月1日(木)
火曜日にTULをした患者さんが、水腎症を起こしてしまい、尿管にステントを挿入しました。硬性鏡を扱うのは最後でしたが、うまくいきませんでした;

10月2日(金)
今日は臨床研修セミナーがあるため、10時過ぎまで回診して、黒石に向かうことに。テーマはターミナルにおけるインフォームドコンセント。漠然としているが故に難しい。考え方は人それぞれなので、患者さん一人一人に合わせる必要がある、、、とは分かっているはずですが、上手くいかないですね、、、

10月3日(土)
午前中は、終末期症状の対処法を勉強しました。3人1グループに別れ、軽いディスカッションをしながら、という斬新なものでした。
ランチョンセミナーは、なぜ研修医が集まらないか、という議題でした。「集まらない」と表現するような受け身の姿勢ではなく、(●井先生のようにw)積極的に、まず弘前大学の学生、他県にいる青森県出身者を「集める」べきではないでしょうか。他県出身者の研修医を外から呼び込んでも、大半は研修が終了すれば出ていくでしょう。青森県の医師確保は、まず身内からすべきであると思います。
午後は、都立駒込病院の院長先生が死についてご講演されました。死についての概念が分かったような気がします。それは、死と向き合った者しかわからない境地があるということです。どんなに死を間近で見ようが、どんなにたくさんの人を看取ろうが、それは他人の死であり、当事者ではありません。そこで得た経験、自分なりの解釈、それは単なる教養でしかないのです。そして、死の恐怖を乗り越える術は身近に存在し得るということ。「生きる」事自体が身近の人たちを支え得る、即ち、生きる事自体が生きる希望たり得るということ、、、(詳しく話すと長くなるので割愛します)
この講義で得た事はかなり衝撃的でした。死と直面した患者を診る、医師という職業の重大さを再認識すると共に、これからの経験に生かしていきたいと思います。

10月4日(日)
 今日は修造MAD、そうおん!シリーズを見てリフレッシュ。明日から外科3カ月です。

ではまた、ノシ 

1年目研修医 福井 智久