【2009年11月05日】 研修医日記 vol.69
10/19
久しぶりに順番がまわってきました。2年目研修医の佐々木です。現在は産婦人科研修中です。
朝7時半。札幌からの寝台列車を乗り継ぎ、やっとむつに到着しました。朝回診まで急いでサティアンに戻らなければ。慌しい朝にはなったものの、札幌では大変いい勉強をすることができました。
病棟に行くと、初めて見る患者さんのカルテがたくさんあり、お産待機名簿は週末よりも空白が目立つようになっていました。もしやと思い待機の先生に聞いたところ、新月パワーでお産ラッシュがあったとのこと。本当にお疲れ様でした。新たな患者さんの把握、集団検診、カンファレンス等やってるうちに一日が終わってしまいました。

10/20
本日は近くのお寺で年に一度の水子供養がありました。病院・病棟関係者で参加しお焼香をあげてきました。最後に住職さんからのお説教がありました。自らの意思にそぐわずに亡くなっていったお子さんたちのために合掌することは大事なのですとやさしく説いてくれました。いろいろと考えさせられ一日でした。

10/21
産婦人科は水、木が手術日です。今週も3件の手術が予定されています。各科を回るとそれぞれの先生方にこだわりがそれぞれあって、それを垣間見ることができるのもこの研修医制度のいいところかなと最近思います。手術終了後は大阪から地域医療研修で当院へ来ている左利きの研修医の歓迎会ということで食事会に出かけました。たくさん食べたのでおなかがパッツンパッツンです。楽しく食事することができてよかったです。

10/22
なんと今日は副直です。久しぶりな感じがします。循環器の青い先生にご指導いただきつつ当直に臨んだわけですが…患者さんがほとんど来ず。ゆっくり寝れてしまった貴重な当直になってしまいました。でもインフルエンザ関連の患者さんは何人か受診されていました。ウイルスってのはこんな本州の端っこまでちゃんと来るもんなんだなと感心したものです。
10/23
金曜日になってしまいました。一週間が経過するのがだいぶ速い気がします。月、金は病棟の妊婦さんの検査日です。妊婦さんの超音波検査や処置が進み、ひと段落したところでお産がありました。むつでは年間300件以上のお産があり、研修医も立ち会わせていただいています。今日のお産は旦那さんも立ち会っての分娩となりました。産まれたての赤ちゃんが泣いた時のお母さんの表情、お父さんの表情がなんとも言えずいい表情をしておりました。お産の合併に伴う危険なことを勉強してきた分、このような光景を見るとお産っていいなと思いました。
このような感じで一週間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。2年目になり研修期間も残りわずかかと思うともっと勉強しておかなければならないことの多さに気付きます。レポートも仕上げなければなりません。みなさん一週間お疲れ様でした。


研修医2年目 佐々木 英嗣