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【2010年07月07日】 タイトル: 研修医日記 vol.106 |
研修医一年目の佐藤諭です。只今外科で研修中ですが早くも残り三週間となってしまいました。病院での生活にもそろそろ慣れてきたのでむつ総合病院での研修について振り返ってみたいと思います。
【1日の流れ】
7時30分:回診
8時15分:POC
8時30分:検査室でエコーや検査
10時:病棟業務
13時~:手術(水曜日は手術日ではないので検査や写真みせ)
17時~:病棟業務
基本はこんな感じです。これにドーナツカンファと呼ばれる研修医のみの勉強会が朝の7時からあったり、ERカンファや院内勉強会が18時過ぎからあったりします。外科の先生方は人数も少なくみな毎日忙しく働いていますが、僕達研修医への指導も熱心に行ってくれます。特に僕は研修が外科スタートだったので検査や薬のオーダーの仕方やエコーの機械の扱い方など本当に基本的なこともよくわからなかったのですが、外科の先生方はしっかり指導してくれスムーズに研修をスタートできました。
【手技】
採血や糸結び、身体診察は学生時代やオリエンテーションで何度も練習していたので余裕をもってできましたが、超音波検査は学生時代ほとんど扱ったことがなく最初のうちは本当に手間取りましたが内科の先生が仕事が終わった夜遅くに研修医向けにレクチャーをしてくれたり、研修医同士でやりあったりして勉強しました。また弘前大学の学生さんが実習で外科に来ていたので毎朝早く来てもらって練習に協力してもらいました。
【勉強会】
ドーナツカンファやERカンファなど研修医向けの勉強会が頻繁に行われています。整形外科や泌尿器科など自分の研修中の診療科以外の知識がつけられますし、基本的に2年目の研修医がレクチャーすることが多いので僕達一年目がどういう内容を求めているのかを理解したうえでのレクチャーをしてくれます。
【当直】
病棟業務で初めから診断がついている患者さんを日々相手にすることがほとんどで外来の場にでることがない研修医にとって当直は患者さんの話を聞き、診察・検査を行い診断を下し、適切な治療をするという一連の作業を自分で行うことができる最も勉強になる機会です。1・2年目の研修医と指導医の3人で診療にあたるので不具合があればすぐに訂正してくれ、空いた時間に扱った症例についてのフィードバックもしてくれます。当直がどれだけ充実しているかは学生さんが研修病院を選ぶうえでキーポイントになりますが、その意味ではむつ総合病院は大変よい場所だと思います。
【飲み】
外科の先生方はよく飲みに連れて行ってくれ、下北の美味しいお酒や料理を教えてくれます。ばかな話で盛り上がることもあれば、研修のアドバイスや進路の相談など病院ではなかなかできない話ができます。それと激辛料理をよく食べさせられます。
【院長との懇親会】
院長である小川先生と研修医がお酒やご飯を食べながらざっくばらんに研修中で気になったことなどを話し合う場で月1回行われています。小川先生は本当に研修医一人一人を気にかけていてメモを取りながら僕達の話を聞いてくれます。先日の懇親会では研修に対する不満も少なからず出てしまいましたが、改善点など中身のある話し合いができました。ともすれば診療の足手まといにもなりかねない医師になりたての研修医の意見がこれだけ反映される病院は稀ですし、小川先生の人柄によるところが多いのだと思います。
【その他】
マラソンが趣味なので仕事が終わってからよく走りに行ってます。病院から海岸沿いに大湊高校まで行って戻ってくるコースが好きです。働き始めたらもう走る余裕がなくなると思ってましたが、なんやかんやで学生時代と同じ位走ってます。菜の花マラソンも自己記録に近いタイムで走れたのでまだまだやれそうです。目標はアップルマラソンかな。
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研修医1年目 佐藤 諭 |
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