【2011年10月07日】 タイトル: 研修医日記 Vol.167

こんにちは。2年目研修医の太田です。

本当は9月の最初の週に書く予定だったのですが諸事情により10月の日記を書くことにします。遅れてしまい申し訳ありません。

わたしは今、二年目研修医として内科を回らせて頂いています。
内科では上部消化管内視鏡検査、超音波検査などの検査類を午前中に、午後は病棟回診と病棟患者の処置、治療を行っています。わたしは二年目研修医として今は上部消化管内視鏡検査と病棟をメインに行っています。毎日が充実して楽しい研修生活です。
そんな研修医生活ももう2/3が終わり、モラトリアムの終了が近付いてきています。
今はまだ、上級医の先生に確認をしながら日々の診療を行っていますが、ひとりだちの日がどんどん近付いてきているという事実に、わくわくするのが半分、恐怖が半分です。いや、1:2くらい…1:3くらいかもしれません。いまのうちに学べるものは全て学び、聞けるものは全て聞こうと思いながら研修をしています。

最近、神様のカルテという本を読みました。今映画化もされている本です。
そこの舞台になっている病院は、むつ総合病院にとても似ています。地方の病院が抱えている問題がそのまま書かれていて、多くの病院が同じ問題に悩んでいるんだろうなと思いました。もちろん話のメインはそこではありませんが。
医者として何をすることが一番正しいのか、その選択に悩む場面が、この研修医生活の中でもたくさんありました。医療側の思う最高の医療と、患者さんが望む最善の医療は、似ているように見えて全く違ったりもします。最高と最善の差は、地方になればなるほど広がっていくような気がします。どんな医者になるのかということについて、考えさせられる一冊でした。
これから医療関係の道へ進むことを考えている方にぜひ読んでいただきたいなと思いました。なんか宣伝みたいになってしまいました、申し訳ありません。

10月の中旬から、地域研修として東通村診療所で研修させて頂く予定になっています。短い期間ではありますが精一杯頑張りたいです。

     夏休みシーズンなので机の上がおみやげでいっぱいです。しあわせ。


研修医2年目 太田 理恵