【掲載日:2012年03月07日】 タイトル: 研修医日記 Vol.188

気づけば初期研修も残り1ヶ月となりました。研修生活が終わりに近づくにつれて、徐々に将来に対する不安が募ってきました。
むつ病院の研修では、行った診療や処置に対する責任の所在は、上級医にあります。そのため、救急外来等研修医が中心となった診療の場でも常に上級医が監督してくれているため、守られた環境の中で診療を行ってきました。このことに関しては非常にありがたく、何をするにしても積極的に行うことができました。周りから見ると、恵まれた環境にあるといえるかもしれません。
4月以降は、これまでとは異なり、責任をもつ立場になります。自分のことだけでなく、研修医の診療に対しても、今度は自分が責任をもたなければいけなくなります。自信を持って一つ一つの診療を行い、後輩に処置を行わせることができるのか、非常に不安です。きっとこれまでのようにのびのびとはいかなくなるでしょう。残り1ヶ月と短い期間ですが、そのことをかみしめ、これまでの診療を振り返ってみたいと思います。
研修終了に関しては不安なことばかりではありません。自分のやりたい科に進んでいくため、厳しいことは想像できますが内心うれしい面もあります。辛いときもやる気と元気だけは失わず、精進していこうと思います。
2年間、ありがとうございました。




研修医2年目 齋藤 傑
 

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