【掲載日:2012年09月25日】 タイトル: 研修医日記 Vol.216

 二年目研修医の佐竹です.
 現在は産婦人科で研修中です. 産婦人科は大学での学生実習の頃は, 赤ちゃんの元気な誕生と同じ場で, 不幸にも死産となったり事情により中絶しないといけない妊婦さんがいたり, 婦人科腫瘍でつらい思いをする患者さん, 中には20歳前後で子供も持たないまま卵巣を摘出しなくてはいけなくなったりする方がいたりと, 環境の複雑さにとっつきにくさを感じていました. 今も複雑な思いは変わりませんが, やはり赤ちゃんの誕生というのは母親にとって表現しようのないすばらしいことかと思いますし, 診ている医師にとってもこれほどの幸せを共有できることはなかなか他の科では体験できないことかもしれません. また, そのような特別な臓器を失ってしまう患者さんを支えるというのは, 非常に奥が深いものだと思います. あと5週間, どこまで学べるかわかりませんが, せっかくの機会をいただいているのでいろいろ考えたいと思います.
 初期研修もいつのまにか残すところあとわずか半年となりました. 産婦人科の後は東通診療所, 内科と, 将来に直結していくような内容になってきます. いっそう気を引き締めて頑張っていこうと思います!

研修医2年目 佐竹 美和
 

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