【2009年12月15日】 保健所研修
船水文乃です。今週は地域医療研修のひとつである、保健所研修へ行きました。ローテーションの都合で、なぜか旦那と一緒に行くことになったのですが、やはり仕事を夫婦一緒にやるというのは、ちょっとやりにくい・・・というか、自分の仕事を旦那に見られたくないというか・・・。

ま、それはさておき、どういったことを研修するかというと、保健所のお仕事についての講義をうけたり、そのお仕事の現場についていったりします。保健所のお仕事って、いろんな場面で市民の生活に関わっているんだ、というのを実感しました。昔、大学のころに授業で調べたことはあったのですが、そのときはイマイチ仕事内容がピンときませんでした。やっぱ、「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもので、現場をみるとよくわかりますね。

その研修のなかで、最大のイベントは「健康教育」です。我々研修医が講師となって、一般市民に対して講演するというものです。あ、以前にちひろ先生も書いていましたね。私は「痛風と生活習慣」についての発表でした。今週はちょっと予定がつかなかったらしく、一般の方にではなくて保健所職員の方に発表になったのですが、たくさんのアドバイスをいただきました。なるべく一般の方にも分かるような言葉づかいにしようと思っているのですが、ちょっとしたところで難しい言葉を使っているということがわかりました。指摘されて、初めて「あ、そっか。その言葉がわからないんだ」と気づくことがありました。数年前までは自分も「一般市民」だったのに、このちょっとの期間で(良くも悪くも)「医療者」になってしまったんだなぁ・・・と思います。この先自分が医療を続けていっても、「市民側」の気持ちを忘れないようにしていきたいと思います。

今年の年末年始は仕事があるので、病院で年を越します。むつでの年越しは初めてなので、ちょっとワクワクしてたりもしますが・・・無事に年を越せることを祈ります


研修医2年目 船水文乃