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【2010年03月29日】 タイトル:LAST GIG! |
現在、産婦人科ローテート中です。今月はお産が多く、みんなへろへろになりながらやってますが、お産が多いのはいいことですよね。産婦人科はこの2年間でもあまりなじみがなく、はじめはちんぷんかんぷんでしたが、少しずつ要領を得てきたでしょうか。一番印象的なのはお産。今月に入って、やっとお産で泣かなくなりました。はじめの頃は、お産を見ている自分が泣いてしまって全然だめでした。お産そのものにすごいパワーを感じて涙が出たんだと思いますが、でも実は、お産って、産む瞬間が大事なんじゃなくて産むまでの期間がものすごく大事です。病棟には切迫早産で入院している妊婦さんが多く、毎回エコーや診察をさせていただきながら、そう思いました。世のお母さん達の中には妊婦検診になかなかいらっしゃらない方がいますが、来てほしいと思います。後、とても気になるのは、GDMが意外と多いこと。DMを軽く考えている人が多い、というか、どんな病気かしっかり説明されていないのかもしれませんが、病識がない人が多すぎる。DMがあると、妊娠中の管理もシビアです。きっと、将来的にもシビアです。妊娠中だけでなく、手術する場合も問題になるし、目、腎臓も悪くなる。もっとDMのことが広く認識されるといいなぁと思います。
他に、実は産婦人科ローテしながら耳鼻科にもお世話になっております。というのは、麻酔科に行くということで、喉頭ファイバーをやったら勉強になるんじゃないか、と耳鼻科の先生からうれしいお誘いがあり、午前中は新患担当とファイバーをやってます。GISよりもずっとやりやすいです。そして楽しいですね。いろんな人の鼻腔と喉頭を毎日見ています。気切の手術も入らせてもらえました。執刀する予定が残念ながら難しかったので助手でしたが、こんなことが出来るのもむつ総合病院のいいところ。通りがかっただけでも、手技をやらせてもらえたりします。ICUで、検査で、内頚とったり挿管したり。やる気があればどんどん出来る。というかチャンスはどんどん回ってきます。
今では当直の回数がめっきり減り、少し頭が悪くなった気がします。月5回やってた頃がちょっと懐かしいです。忙しくて寝られず、朝方挿管率の高かった日々。準夜帯に救急車8台とか。ほぼ必ずCPAが来るとか。ベッドが満床とか。一緒に闘ったスタッフの皆様始め、オーベンの先生、コンサルトさせていただいた先生、本当に感謝しています。普通のことが、普通に出来るようになりました。むつに来た当初は常にびくびくしていました。まずはルートがとれない。アナムネもうまくとれず、診察も下手で、でも患者さんはたくさん待っていてカルテが目の前にどんどん積み上がっていく。患者さんと話すのにすごく緊張してしまう。次どうしたらいいのかわからず、いっぱいいっぱいで、毎回泣きたくなりながら当直していました。研修医にとって、当直は大きな成長の場なのに、本当に当直が嫌いでした。今でも当直は好きではないけど、あの時よりは医者らしくなったかな、と思います。つらかったけど、周りの応援で頑張れた。そしてすごく楽しかった。医者人生のスタートをむつで始められたことを誇りに思います。むつ病院の皆さん、本当にありがとうございました。当直も後1回。こわいようで楽しみ。荒れたらごめんなさい。
そして最後に、もう一つ頑張っていること。絶対成功させたい!我が「荒くれFIVE」のライブです!3/24(水)公演に是非いらしてください。1ドリンク付きです。楽しいライブにしたい!必死に練習中です。5人の情熱とバンド魂を感じてください。
これは忘年会の時の写真。たくさんの声援をいただきありがとうございました。今回のライブも乞うご期待です! |
研修医2年目 齋藤 ちひろ |
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