むつ総合病院は、基本理念「信頼される病院になる」のもと、この理念を実現するために、6つの基本方針を定めています。
 その大きな柱のひとつに「安全・安心な医療に努めること」を掲げ、すべての患者の皆様が、安心して安全な良質の医療を受けていただけるよう、医療全体の質の向上を目指し、安全対策に関する体制を整備するなど、組織と職員が一体となって環境づくりに取り組んでいます。

 医療安全の体制

 医療安全推進委員会を中心として、セーフティマネジメント部会、医薬品安全管理部会、医療機器安全管理部会の3つの部会を設けているほか、医療安全推進室が医療安全対策の日々の実務を担っています。
 委員会・部会では、それぞれ月1回の定例会、医療安全推進室では毎週1回の会議を開催し、インシデントレポートの情報共有と改善策を検討することにより、同様の事例を未然に防ぐための取り組みや、各種院内研修を開催することで医療スタッフのレベルアップを図っているほか、8月を医療安全推進強化月間として医療安全標語を募集し、優秀作品をポスター、カレンダーにして医療安全に対する意識の向上につなげています。
 この他、重大な医療事故発生時には、院外の委員を含めて組織する院内医療事故調査委員会がその対応に当たることとしています。
 また、院内に患者相談窓口を設置し、医療安全に関する患者さん・ご家族の相談に対応するとともに支援を行っています。


 医療安全レポート

■報告件数






・令和元年度・医療安全レポート項目別件数は、1番は転倒転落が最も多く、2番に薬剤に関すること、3番目にチューブ類となっています。

・職種別のレポート報告数は看護師が最も多く、ほぼ全職種からの報告があります。看護師の次には管理栄養士、放射線技師、医師と研修医と続きます。医師と研修医のレポート報告数も増えています。

・今後も、全職員で医療安全推進の活動を行っていきたいと思います。

 医療安全職員研修

 院内で行われる医療安全研修会は、職員から要望があったテーマについて、関係する部門が講師となって開催しています。
令和元年度は、研修会を54回開催しました。年に2回以上の全職員の医療安全研修会参加率は、99.5%
と高い結果でした。今年度も引き続き、多職種による研修会を開催します。
5月の研修は新型コロナウイルスの感染防止のため延期としました。今後は状況を見ながら、方法を検討し研修会を開催していきたいと思います。

■令和2年度の医療安全研修会予定■

開催月

テーマ

5月

人工呼吸器の基礎からトラブル対応 → 延期

インシデント事例の振り返り → 延期

6月

必須全職員対象 安全・感染研修会

個人情報の取り扱いについて
麻薬の取り扱い
抗血栓剤とOP前休止薬の関連
標語表彰式・取り組み結果発表会
7月 腓骨神経麻痺について
医療安全強化月間講演会
8月 院内設備の定期点検をどのように計画し、どう実施しているか ~医療ガス~
コストフライorオーダリングシステムで安全に取り組んでいること
9月 医療安全研修会(OP室) グレードA超緊急帝王切開について
医療安全研修会(医事課) コストフライについて
10月 異動医師対象 安全・感染研修会
栄養科の食事について
中途採用者対象 安全・感染研修会
グレードAコールへの対応 ~多職種との連携~
11月 全職員対象 安全・感染研修会
基本の心電図と緊急を要する心電図
放射線被ばくについて
1月 取り組み結果発表会

 医療安全の取り組み

■令和2年度セーフティマネジメント部会の目標■
1. チーム医療推進のために、専門職としてのリスク感性を高めあう行動や、部署をこえての気づきを自部署に還元する。
2. 医療安全に関する情報を共有・周知して再発防止策を話し合うことで、インシデントの繰り返しを防ぐことができる
取り組み内容
・5S・防災・減災の視点でデジカメラウンド
・転倒転落予防に視点をしぼりラウンド項目を統一してデジカメラウンド
・インシデントレポートの分析入力内容を部署で共有
・患者確認の徹底
・インシデントレポートレベル3以上の全事象を多職種で事象分析



■医療安全標語■


 当院では、医療安全に対する意識の向上を図るため、毎年職員から標語を募集し、優秀作品を活用したポスターと翌年のカレンダーを制作しています。
 令和元年度の標語は 最優秀賞 「わかってる 知ってるつもりが 落とし穴」 
 優秀賞 「余裕がない そんな時こそ 一呼吸」 
 優秀賞 「見逃すな 小さな変化は 危険の芽」  でした。

令和2年度は、「薬剤」・「患者誤認」・「その他」の3つのテーマを設定して募集しています。今年度はどんな標語が集まるか楽しみです。

医療安全ポスター(R1)
医療安全ポスター(H30) 医療安全カレンダー(H30)

■デジカメラウンド■

 デジカメラウンドは、部署を越えての気付きを還元し、専門職としてリスク感性を高める行動にもなります。今年度はチェック項目を決めてラウンドすることで防災・減災・転倒転落予防につなげられるようにしたいと思います。


むつ総合病院における医療安全推進のための指針 (PDF)
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