TEL:0175-22-2111
はじめに
 中央検査科では、病気の診断・治療方針の決定、予後の判定に必要な検査を行っています。 「正確・迅速」を目標とし、そして当院の基本理念「信頼される病院になる」に基づき、技術・知識・質の向上を目指しています。検査内容については患者さんの体内の血液や尿などの検体を扱う検体検査部門、直接患者さんを対象とする生理機能部門の二つに大別されます。検体部門は、生化学・血液・血清・一般・細菌・病理・輸血などがあり、生理機能検査部門には、生理検査(心電図、脳波、呼吸機能検査、心臓・血管超音波検査など)があります。

スタッフ構成

●臨床検査技師:25名(再任用2名、会計年度職員2名)
●メディカルクラーク:1名

【各種認定・資格等】
・認定輸血検査技師:1名
・超音波検査士:5名
・血管診療技師:1名
・細胞検査士:2名
・国際細胞検査士:1名
・青森糖尿療法指導士:7名
・二級臨床検査士:臨床化学1名、血液学1名
・二級甲類臨床病理技術士:血液学1名、病理学1名
・特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者:1名
・有機溶剤作業主任者:2名
・一般毒物劇物取扱者:1名
・特別管理産業廃棄物管理責任者:1名
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特色
●夜間宿直制度とし、24時間の緊急検査体制
●急性心筋梗塞など24時間体制での心臓カテーテル検査への協力
●チーム医療としては、感染対策チーム(ICT)、抗菌薬適正使用推進チーム(AST)
  糖尿病療養指導(血糖自己測定の指導)への協力

業務内容
1.生化学検査
主に、採血された血液を遠心分離し、測定しています。
測定内容は、肝機能検査(AST.ALT.γ-GTP.など)、腎機能検査(BUN.Creなど)、
脂質検査(総コレステロ-ル.HDLコレステロ-ルなど)糖尿病検査(血糖.HbA1Cなど)です。
2.血液検査
血液疾患や貧血のチェックとして、末梢血液細胞の算定や形態学的な検査、精査として骨髄液の形態学的な検査を行っています。また、止血機能のチェックとして、凝固検査・線溶検査を行っています。
3.血清検査
B型肝炎、C型肝炎ウイルス等の感染症、各種腫瘍マーカーの検査を行っています。また、冬に流行するインフルエンザや新型コロナウイルス定量検査も行っています。
4.一般検査
尿中から有形成分、および化学成分の分析などを行い多くの情報を得ています、便からは消化管からの出血や、寄生虫の検出などを行っています。婦人科系では妊娠反応検査のほかに、不妊治療において、通常のタイミング療法の次のステップである人工授精(AIH)の検査も行っています。
5.細菌検査
色々な検体から病原菌を見つけ、その病原菌に対して効く抗生剤(感受性検査)の情報を提供しています。夏になると話題となる腸炎ビブリオ(生の魚介類)、他には大腸菌O-157(動物)、サルモネラ菌(卵、みどりがめ)、キャンピロバクター(鶏肉)等、食中毒の原因となる菌の検出も行っています。
 新型コロナウィルスPCR検査を行っています。
6.病理・細胞診検査
病理検査の内容は、手術や内視鏡検査で採取した組織を固定後、2-3μmに薄切りしてから染色し、顕微鏡にて良悪の診断をする病理組織検査。尿や乳腺・甲状腺など、体内から細胞を採取し5段階で判定をする細胞診検査。なくなられた患者さんの死因を解明する目的で行う病理解剖の3つに分けられ、それらの業務を大学から派遣される病理医と3名の臨床検査技師で行っています。
7.生理検査
各種心電図検査、心臓・血管超音波検査、血圧脈波検査、呼吸機能検査、睡眠時無呼吸検査、脳波検査、神経伝導速度検査、聴性定常反応検査を、耳鼻科外来にて聴力検査、めまい検査を実施しています。また、チーム医療の一員として、24時間体制で心臓カテーテル検査に従事しています。患者さんに直接接する検査のため、患者さんに危険がないよう安心・安全を心がけ、検査を行っています。
8.輸血検査
血液センターからの送られてくる血液製剤を一元管理すると共に「安全な輸血」と「限られた血液資源の有効利用」を目的として24時間体制で取り組んでいます。
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先週の感染症数(当院患者)