プログラムの特徴

 むつ総合病院は、本州最北端にある下北半島の中心に位置し、約10万人の医療圏をもつ当地域では唯一の総合病院で、2次救急病院としての役割を担っています。
しかし、県内の主要都市から遠隔にあるため、実際には1次から3次救急まで幅広い診療を行っており、高次病院では経験できないような症例が多数あり、初期臨床研修の場としては最適な状況にあります。



 プライマリ・ケアの基本的な診療能力を身につけることを指導の基本理念としており、そのための一つの方法として、研修医が受け持った症例の一部について、各科の壁を越えて一貫して診ていくという「追跡方式」を採用しています。
これは、科が変わることで研修の内容が途切れ、担当した患者のその後を知ることができなくなるローテート方式の問題点を補うために導入した方式です。
患者さんをフォローして完結するまで診るのが医療の基本との考えから、担当した患者が退院し、さらにリハビリに移っていくプロセスを理解し、家に帰ってどういう生活をしているかまでを知ることの意義を大切にしているからです。


<ローテート表>
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
1
年次
内科※1 循環器科 外科Ⅰ※2 外科Ⅱ※3
2
年次
産科婦人科 小児科 メンタルヘルス科 地域
医療
選択科
 ※1:消化器内科を中心とした一般内科
 ※2:消化器外科を中心とした一般外科
 ※3:麻酔科を中心とした整形外科・泌尿器科などその他の外科
 注意:研修医の人数によって、研修診療科の順番は変わることもございます。



 令和2年3月、めでたく第15期むつ総合病院臨床研修プログラム修了生が誕生しました。
 (順不同)
 ・弘前大学大学院医学研究科 泌尿器科講座
 ・弘前大学大学院医学研究科 消化器外科講座 3名
 ・弘前大学大学院医学研究科 産科婦人科学講座
 ・弘前大学大学院医学研究科 麻酔科学講座
 ・弘前大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉科学講座



 臨床研修理念・基本方針
理念
1. 医師としての人格を涵養し、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につける。
2. 医療安全についての見識を高め、安全文化の醸成を理解し実践する能力を身につける。
3. チーム医療のメンバーとしての自覚を持ち、他職種の職能を理解し協調しながらチーム医療を実現していく能力を身につける。
基本方針
1. 医師としての人格を涵養するために、全職員が支援する。
2. 研修プログラムの見直し・評価をし、常にその充実に努める。
3. 医療の社会的ニーズを認識し、良質な医療を提供できる能力を養う。
4. 医療安全の本質を理解し、安全文化の醸成を構築するための能力を養う。
5. チーム医療を実践するために他職種の職能を理解し協調することができる能力を養う。

 一部事務組合下北医療センター むつ総合病院
 〒035-8601 青森県むつ市小川町一丁目2番8号 TEL0175-22-2111 FAX 0175-22-4439
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