TEL:0175-22-2111
看護局の理念
 私たちは患者を中心とした信頼される看護を提供します

看護局の基本方針
 1. 患者を最優先に考えて看護をします
 2. 患者と家族の話をよく聴きます
 3. 患者に提供する看護について説明をします
 4. 患者の質の高い看護を提供するために自己研鑽に努めます

むつ総合病院 看護局2024年度の目標

看護局のデータ

●看護局概要
看護体系 一般病棟 急性期入院基本料4(旧10:1)
精神一般入院基本料 15:1
地域包括ケア病棟入院基本料 13:1
看護方式 固定チーム継続受け持ち制
勤務時間 週38時間45分勤務
24時間の看護の維持体制 3交代制 一部2交代制
部署 一般病棟(5単位)、地域包括ケア病棟、メンタルヘルス科病棟、外来、血液浄化センター、手術室、検査業務、集中治療部、新型感染症センター

●看護職員数(2024年5月1日現在) ※臨時・パート含む
保健師 助産師 看護師 准看護師 看護助手 クラーク 合計
0名 17名 284名 22名 53名 17名 393名

●正職員離職率(2018年度~2022年度)※定年退職含む
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
7.6% 7.4% 7.3% 8.5% 7.0%
22人 21人 21人 24人 24人

●平均年齢
平均年齢  41.9歳

●実習生受け入れ
青森県立保健大学 健康科学学部 看護学科 看護マネジメント実習 統合実習
東北福祉看護学校
青森中央学院大学 助産学実習・特定行為研修


認定看護師
 むつ総合病院では、スペシャリストの育成にも積極的に取り組んでいます。
 認定看護師が専門的な知識・技術を生かし、看護サービスの向上に向け活躍しています。

【認定看護師の同行訪問看護について】
 患者さんが安心・安全に在宅療養に移行し、在宅療養を継続できることを目的に、患者さんのご自宅に伺い、かかりつけ医や訪問看護ステーションの看護師と協働して、同一日に看護又は療養上必要な指導を行う、認定看護師同行訪問看護を開始いたします。
 訪問させていただくのは、がん化学療法看護認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、緩和ケア認定看護師です。詳細はこちらをご覧下さい。

●緩和ケア認定看護師
 緩和ケアチームの専従看護師として、院内外の医療スタッフ・患者さんやご家族からの相談を受けています。
がんやその他の疾患での苦痛(痛み、倦怠感、息苦しさ、不安、リンパ浮腫など)、ご家族が抱える苦痛(不安、心配事など)を理解して、そのひとらしく生活できるように、症状緩和や在宅ケア移行などについてチームと病棟スタッフとで話し合いながらケアを提供しています。また医療相談室においては、入院前や退院後の相談を受け、継続したケアを提供しています。
認定看護師の中でも、「がん化学療法看護認定看護師」・「訪問看護認定看護師」などと協力し、MSW・他施設などとも連携することによって、治療前・治療中から退院後まで、いつでもどこでも切れ目のないケアを提供、支援していきたいと思っています。

●救急看護認定看護師
 今、この場で、このチームでできる最善の医療・看護の提供を心掛けています。そのためには、根拠のある判断と実践が必要になります。日常業務の方法に満足することなく、救急医療チームの一員として、専門性の高い医療・看護を患者と家族に提供できるよう追求し研鑽します。地理的不利益を最小にできるよう救急スタッフと共に頑張ります。

●クリティカルケア認定看護師
 手術や何らかの原因によって重篤な状態にある患者さんの生命を守るとともに、苦痛や不安を感じている患者さんやご家族に対し安楽なケアを提供し、そして急性期から退院後の生活を見据えた合併症の予防やリハビリテーション等を実践します。一般病棟においても人工呼吸器装着患者さんや術後ICUを退室した患者さんのラウンドを行ったり、オーラルケア、体位管理などの援助を実施しています。重症患者さんが早期回復へ向かうには、専門的な知識や技術、チーム医療の実践が不可欠です。医師、看護師だけでなく各認定看護師、臨床工学技士、理学療法士、栄養士、薬剤師とも連携し、少しでもその人らしい生活が送れるよう努力していきたいと思っています。

●感染管理認定看護師
 感染管理認定看護師の役割は、病院を利用する患者さん・ご家族・訪問者の方々、病院で働く職員など、病院に関わる全ての人を感染から守ることです。専従者として、感染リスク低減のため、感染症の発生や細菌の検出状況の把握、感染対策の改善や抗菌薬適正使用に向けた取り組みなど、院内の医療関連感染防止に向けた活動を感染制御チーム(ICT:Infection Control Team)の多職種メンバーと協働し行っています。感染管理認定看護師として、役割モデルを示し、実践者が問題解決できるよう指導やコンサルテーションを行うことが出来るよう努めてまいります。また、保健所や近隣の病院、診療所と連携し、地域の感染対策の向上にも努めています。感染対策について、何かございましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。

●がん化学療法看護認定看護師
 がんと共に生きる時代となり、治療をしながら生活している方が増えております。がんの治療薬の種類も増え、それとともに副作用も多様化しています。その様な患者様およびご家族の皆様が安心して治療を受けられるようなお手伝いや、ご自宅に戻ってからの不安軽減のお手伝いをしています。
 具体的には、CVポートの管理について、抗がん剤治療の副作用対策について、ご自宅での曝露対策について、就労について、妊孕性についてなどご相談に応じます。「家族が抗がん剤治療をしているがどんなことに気をつければいい?」「自分(または家族)が抗がん剤治療を始めたが何をどうして良いかわからない」など漠然とした不安についても一緒に考え、少しでも快適な毎日を過ごせるようなお手伝いがしたいと考えておりますので、お声をかけてください。
●手術看護認定看護師
 手術治療は、健康回復を目的として行われる治療手段です。しかし、手術治療を受ける患者さん、ご家族は、手術・麻酔による体への影響や手術後の経過など不安や心配がたくさんおありかと思います。手術看護認定看護師は、手術・麻酔による体への影響が最小限となるよう、専門的技術と知識のもと、手術部スタッフと共に看護ケアを充実させていきます。また、安全で安心な周術期(術前・中・後)を過ごすことができるように、他部署との連携を強化し継続看護を実践します。
現在、手術部では麻酔科医と手術部看護師が、手術を受ける患者さんとご家族を対象に、少しでも不安の軽減と疑問解決ができるよう術前外来を開設しております。受診をご希望される方は、お電話か病院スタッフを通じてご連絡ください。また、麻酔方法や麻酔による身体的影響、基礎疾患があることによるリスク、術後疼痛コントロールやラテックスアレルギーなど、周術期(術前・中・後)に関する疑問にもお答えしていきたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。


●皮膚・排泄ケア認定看護師 専従
 皮膚・排泄ケア認定看護師は、床ずれなどのキズ、ストーマ(人工肛門など)・失禁(便や尿の漏れ)に対するケアを専門的に行う看護師です。
具体的には、床ずれや胃ろうなどの皮膚トラブルに対する予防し、発生後は医師や栄養士などの多職種と連携して治りやすい環境を整えます。ストーマを造設される方が安心して手術に臨めるよう術前から関わり、手術後は社会復帰にむけた退院指導を行います。退院後は日常生活で生じた問題を患者様に合わせた解決方法を一緒に考えます。また、病気や手術後に発生する失禁の改善、失禁による皮膚トラブルの改善と予防を行います。床ずれなどの皮膚トラブルは容易に発生しやすく、発生すると治りにくいものです。そして床ずれができると患者様だけでなくご家族の負担も多大なものになります。予防的な皮膚・排泄ケアがとても重要です。
 入院患者様だけでなく在宅ケアを受けている方、ご家族や医療・介護関係の方々の相談にも応じています。ぜひ看護外来にお越しください。

●皮膚・排泄ケア認定看護師 専任
 当院では2人目の皮膚・排泄ケア認定看護師です。現在は外科病棟に所属していますが、認定看護師としての活動日には看護外来でストーマケアを行っています。スキンケア、排泄に対するケアは看護の基本でもあり、すべての患者さんが対象です。患者さんやご家族、看護・介護に従事されている方々の立場に立って、その方に合ったより質の高いケアを提供することができるよう努めています。どうぞお気軽にお声がけ下さい。


●認知症認定看護師
 超高齢社会である現在、むつ市における65歳以上の方の人口は18,492人(2024.4)となっており、むつ市総人口の約35.5%を占めています。
高齢者の方は認知症症状が無くても、入院することでの急激な環境変化や痛み、苦痛、ストレスなどから、混乱の症状をおこしてしまうことがあります。
 加齢を「成長」としてとらえると、高齢者の方々は人としての成長の頂点におられる方々です。そういうたくさんの経験を積み重ねてこられた方々の笑顔は、とても素敵だと思います。入院という非日常によってその笑顔が奪われることのないよう、様々な職種の病院スタッフと協力しながら活動していきます。


●糖尿病看護認定看護師
 糖尿病患者や糖尿病合併症が重症化する患者は年々増加しています。そのため糖尿病発症予防、合併症発症や進行予防は重要な課題となっています。糖尿病の治療は、食事や運動といった生活との結びつきが強く、患者さん自身が主体となって行う、療養行動が重要となります。また血糖コントロールのために、今までの生活習慣を変えなければならないこともあります。このような状況においても患者さんが、今までの生活を大切にし、そして療養行動が負担とならないように、患者さんと相談しながら、患者さんに合わせた療養行動を提案し、支援していきたいと考えています。
また糖尿病ケアチームや看護外来と協力しながら、糖尿病教室、生活相談、合併症予防に向けた指導(フットケア・透析予防)を行っています。重症化予防のためにも、是非お声がけください。


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